STEP2. コンタクトレンズの種類(素材、交換サイクル別)

コンタクトレンズにはどんな種類があるでしょうか?

コンタクトレンズは、酸素透過性ハードコンタクトレンズとソフトコンタクトレンズがあります。
それぞれの種類や特徴について紹介します。

ソフトコンタクトレンズ

ソフトコンタクトレンズは言葉どおり、やわらかいコンタクトレンズです。特殊な水を含む透明な素材から作られ、角膜(黒目)より大きいレンズです。やわらかいため装用感が良好で初めて使う人も慣れやすく、外れたり、ずれたりしにくいため、スポーツなどにも適しています。涙の成分であるたんぱく質や脂質などの汚れの雑菌が付着しやすいことから、使用後は洗浄・消毒ケアをきちんと行う必要があります(1日使い捨てタイプは除く)。近視・遠視用、乱視用、遠近両用、カラーレンズなど製品が豊富に揃い、1日使い捨てタイプや2週間交換/1ヶ月交換タイプが多く使用されています。

ソフトコンタクトレンズの素材

ハイドロゲル シリコーンハイドロゲル
乾燥状態では硬質ですが、水を吸収すると軟質になる性質をもつプラスティックです。ソフトコンタクトレンズが誕生する基になった素材です。水分を含む割合を含水率といいますが、製品により含水率は38%~80%程度までと差があります。コンタクトレンズの装用中は酸素がレンズを透過して角膜(黒目)に届く量が多いほど目の負担が少なくなりますが、ハイドロゲルの酸素透過性は含まれる水の量に依存するためレンズの厚みが同じであれば、高含水率ほど透過性が向上します。 酸素透過性に限界(水の酸素透過性)のあるハイドロゲルに超酸素透過性の性質を持つシリコーンを混合させた素材です。
製品によりことなりますがハイドロゲルの3倍から6倍の酸素透過性能があります。
ハイドロゲルに比べ脂質の汚れが付き易いことや、柔軟性がハイドロゲルほどではないものの、その優れたレンズ特性からシリコーンハイドロゲル製品の使用者は年々増加しています。

ソフトコンタクトレンズの交換サイクル

1日使い捨て型
ソフトコンタクトレンズ

使用毎に新しいレンズを使用するタイプのソフトコンタクトレンズです。
レンズの再使用はできません。レンズケアをする必要もありません。
毎日新しいしレンズを使用するため、目のトラブルが少ないといわれています。
レンズケア用品を購入する必要はありませんが、費用は少々高めになります。
必要な日だけに使用するなど便利な使い方も出来ます。

2週間/1ヶ月交換型
ソフトコンタクトレンズ

2週間/1ヶ月毎に新しいレンズに交換します。レンズを交換するまでの2週間は指定されたレンズケア(洗浄・消毒)を行います。1日使い捨て型よりも経済的な利点があり、使用者が多いレンズです。交換期日を過ぎても交換せずに使用を続けたりレンズケアを怠ったりすることで目のトラブルが起こることがあるので使い方のルールを守ることが大切になります。

従来型
ソフトコンタクトレンズ

交換型レンズで行うレンズケア(洗浄・消毒)に加え、蛋白除去用クリーナーを併用しながら。1年程度を目安に使用するレンズです。かつてのソフトコンタクトレンズはすべてこのタイプでしたが汚れの蓄積や変形などの劣化が懸念されるため、現在は処方されることが少なくなっています。

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酸素透過性ハードコンタクトレンズ

酸素透過性ハードコンタクトレンズは水を含まない硬質素材で作られているレンズです。角膜(黒目)の大きさより小さいサイズになっています。
はじめは異物感を感じやすく、慣れるまでに少し時間を要します。
酸素透過性ハードコンタクトレンズは角膜の乱視が矯正できる長所があります。
使用後は洗浄とすすぎと定期的なタンパク除去処理を行いますが、ソフトコンタクトレンズで行う消毒ケアの必要はありません。
使用期限が2~3年ですので、使い捨て型や交換型製品は販売されていません。

コンタクトレンズの装用方法

終日装用
一般的な装用方法です。一日使用し、寝る前にははずす使用方法です。
連続装用
就寝時もはずさずに装用を続ける装用方法です。
連続装用として認可されたコンタクトレンズのみが連続装用が可能です。
最長1ヶ月連続装用可能な製品と最長1週間までの製品がありますが、いずれも連続装用は眼科の先生の管理の下で行う必要があります。
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