より良く見える、すこやかな毎日のために。
コンタクトレンズ関連製品だけでなく、
眼科手術用機器や眼内レンズなど、
眼科領域に特化した製品を提供するアイケアの
グローバルカンパニー。「アルコン」
そのアルコンが10年もの歳月をかけ、
一日中何もつけていないような瞳*1を叶えたのが
「デイリーズ トータル ワン®です。
開発秘話やこだわりの品質、
そしてこれからもコンタクトレンズづくりに挑む
アルコンの想いに迫ります。

―開発秘話&品質管理―10年の歳月で辿り着いた“生感覚*1”を今日もお客様のもとへ

どんな過酷な環境でも、ずっと快適に使えるコンタクトを開発したい。

水分三層という発想が斬新なデイリーズ トータル ワン®は、どういった経緯で開発されたのですか?

もともとは、1日中つけていると感じる乾きなど、従来製品の問題をすべて克服できるような一日使い捨てコンタクトレンズを開発しよう、というところから始まりました。当時ドイツの製造工場では、ライトストリーム2という一日使い捨てレンズの製造ラインが開発中で、その開発と平行して進められたのが、デイリーズ トータル ワン®とその専用製造ラインであるライトストリーム3でした。

ライトストリームとは

コンタクトレンズと製造ラインの開発が同時に行われるのですね。

アルコンの一日使い捨てコンタクトレンズ開発は、従来素材のバリエーションを増やすという方針とは異なり、レンズ専用の新素材を開発するところから始まります。そのため、一から材料を合成し、その材料と人の手が触れることなく製造が完了する装置との適合、短時間での成型、均一性の高い製品を実現するモールド(金型)の開発、良好な装用感を実現する表面の開発など、まさに挑戦の連続でした。

新しい挑戦の裏には、やはり大きな失敗が?

はい。けれどそこから学んだのは、よい製品を製造するために一切の妥協をしてはならないということです。製造過程や原材料などどこかで妥協や簡略化しようとしたものはすべて失敗してしまったので、複雑かつ高精度な管理を要求されることになりましたが、結果として、大変優れた特性を持つレンズの製造に成功しました。

一切の妥協を許さない。その開発姿勢が生みだした、“水分三層”。

“水分三層”という発想は、当初から開発の目標として掲げていたのでしょうか?

実は、水分三層は当初の開発プランにはなく、何度も改良を重ねることで辿りついた発想なんです。
というのも、プロトタイプの表面加工が完成した時点で、水になじみやすいという親水性も、レンズの装用感も、目標としていたレベルをクリアしていました。
しかし、試作品を社内試験で装用すると空気中の細かいホコリがレンズに付着してしまうことが発覚。どんなに小さいことでも問題は排除しようと、開発は後戻りすることに。完成を前に振り出しに戻るのですから、正直ショックでしたよ。ですがそこから更なる改良を経て生まれたものこそが、水分三層とよばれる現在の表面構造なんです。
もしあのときに妥協して開発を完了させていたら、と考えると感慨深いものがありますね。

審査官も納得した臨床試験結果。

開発に成功し、周囲の反応はいかがでしたか?

1日使い捨ての高酸素透過性コンタクトレンズは、多くの眼科医、大学病院の先生方に、将来性の高い製品であるとして、臨床試験にご協力いただきました。
その後の承認審査では、審査官からは複雑な原材料組成についてたくさんの質問をいただいたので、正直少しヒヤヒヤしたのですが、「臨床結果がとても良いですね」というお言葉をいただきました。承認をそれまでより短期間の審査で取得できたときの喜びは忘れられません。

大切な瞳につけるものだから。1秒の誤差も許さない生産ライン。

デイリーズ トータル ワン®の品質管理の体制はかなり厳しいとお聞きしました。具体的にはどのようなチェックをしているのでしょうか。

品質検査では、複雑な光学系を利用し透明なレンズのすべての部分を精密に撮影。工程の処理時間が一秒狂った場合でも、ライン内のレンズはすべて廃棄するなど、徹底した管理体制を敷いています。
ストレスなくちゃんと見える時間を供給する。視力に貢献することが我々の使命です。そのためには手間もコストも惜しみません。

コンタクトレンズそのものへの不信感にもつながりますもんね。そんな中でも、デイリーズ トータル ワン®ならではのこだわりや、苦労した点はありますか?

生感覚*1の装用感へこだわるために、原材料はオーダーメイドのものや、厳選のものを使用しており、かなり高価です。製造装置は定期的に分解をともなう大掛かりな点検をしています。苦労したのは、シリコーンハイドロゲルと呼ばれる、扱いが複雑な素材を使用している点です。薬剤や製造装置の使用方法・メンテナンスには最大限に注力しています。
そんな中でも安定した製造ラインを保てているのは、アルコンがトータルアイケアカンパニーとして築いてきた技術の賜物だと自負しています。

より多くの人々に、まるで何もつけていないような、生感覚*1を届けたい。

これだけ厳しい体制の中だと、コストオーバーになってしまいそうですが。

それを改善していくために、デイリーズ トータル ワン®の製造装置は検査中に不具合を管理者にレポートする機能を備えています。これにより改善措置を即座に実施し、同じ問題が起こらないようにすることができます。
今以上に、製造効率も品質も向上させ、デイリーズ トータル ワン®の快適さがより多くのコンタクトレンズユーザーの当たり前になるように、常に取り組んでいきたいですね。

現在お使いのお客様、使用を検討しているお客様へのメッセージをお願いいたします。

デイリーズ トータル ワン®は一度使っていただければ良さが実感できる製品です。ありがたいことに、お客様からの要望にも「デイリーズ トータル ワン®が好きだから、品質を保ってほしい」という声が多く寄せられています。皆様に愛される製品として、これからも品質により一層こだわっていくつもりです。“快適な装着感といえばデイリーズ トータル ワン®”といった存在になりたいですね。

profile 土屋二郎Jiro Tsuchiya 日本アルコン株式会社 品質保証本部 本部長
1984年の入社以来、ビジョンケア(コンタクトレンズおよび関連用品)、サージカル、医薬品の全事業分野を担当。現在、全事業部製品の製品品質保証、品質改善に従事している。

*1 装用感は個人差があります。効果効能を保証するものではありません。

*2 レンズコア・表面の含水率の測定方法は、レンズ全体の含水率の測定方法とは異なります。効果効能を保証するものではありません。

注意事項
  • ・コンタクトレンズは高度管理医療機器です。必ず眼科医の検査・処方を受けてからお求めください。
  • ・ご使用前に必ず添付文書(取扱説明書)をよく読み、取扱い方法を守り、正しく使用してください。
あなたの目の健康のために
  • ・装用時間・使用期間を正しくお守りください。(装用時間には個人差があります。眼科医の指示に必ず従ってください。)
  • ・目の定期検査は必ずお受けください。
  • ・レンズの装用中に少しでも目に異常を感じたら、直ちにレンズをはずして眼科医の検査をお受けください。
アルコンのデイリーズ トータル ワン® 遠近両用ページです。コンタクトレンズカラコンのアルコン。日本アルコンは、世界に眼科医療関連製品を提供するアルコン・インコーポレーテッドの日本法人として、日本の眼科医療への貢献を続けます。ワンデー、2week、マンスリー、近視用、遠視用、遠近両用、乱視用など様々なラインナップを取り揃えております。
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