カラコン装用中に目が疲れる原因と対処法

カラコン装用中に「目が疲れる…」と感じたら、次のような原因が考えられます。身に覚えがないか、まずチェックしてみましょう。

装用時間が長い

装用時間が長くなりすぎると目が疲れる原因となる可能性があります。1日にコンタクトレンズを装用できる時間には個人差がありますので、眼科医の指示に従って装用しましょう。

カラコンの度数が合っていない

度入りカラコンの場合は、度数があっていないことも目の疲れにつながる原因になります。特に良くないのは、遠くをよく見たいからと、度数を強くしすぎてしまうこと。この場合、近くが見えづらくなるだけでなく、頭痛や肩こりなどを伴う目の疲れの原因にもなります。あなたに合った度数の選択は、眼科医とよく相談して決めてくださいね。

誤った目薬の使い方

目薬にはコンタクトレンズを装用したまま使用できるものと、できないもの(コンタクトレンズを外してから使用するもの)があります。コンタクトレンズに対応していない目薬の場合は、コンタクトレンズを外してから点眼し、十分に時間をあけてから装用する必要があります。また、目薬に含まれる成分によっては、角膜障害やレンズの変形などを引き起こす可能性があるので、必ず眼科医の指示に従って、あなたの目とコンタクトレンズに合った目薬を使用しましょう。

カラコンで目が疲れるなら使い方を見直そう

カラコンを装用して目が疲れる場合、カラコンの使い方にも問題があるかも。正しい使い方を覚えて、快適なカラコンライフを送りましょう!

正しい手洗いの方法

カラコンケアの前にはしっかりと手を洗って、清潔を徹底してください。爪は短めをキープしてレンズを傷つけないようにしましょう。時計や指輪も外しておきましょう。

STEP1:流水でよく手を濡らした後、せっけんをつけ、手のひらをよくこすります。

STEP1のイラスト

STEP2:手の甲もしっかり洗います。

STEP2のイラスト

STEP3:指の間を洗います。

STEP3のイラスト

STEP4: 親指と手のひらをねじり洗いします。

STEP4のイラスト

STEP5: 指先・爪の間を念入りにこすります。

STEP5のイラスト

STEP6: 手首も忘れずに洗います。

STEP6のイラスト

洗い終わったら流水でよくすすぎ、清潔なタオルやペーパータオルなどでよくふきとり乾かします。

正しいカラコンの使い方

ドラッグストアやバラエティショップ、インターネットなどでも購入できるカラコンですが、眼科医の検査を受けずに購入してしまうと、自分の目に合っていないカラコンを選んでしまい、目の疲れの原因になってしまう可能性があります。カラコンを使う前には必ず眼科で検査・処方を受け、装用時間や使用期限を守るようにしましょう。目の定期検査も忘れずに!
また、2週間・1か月交換タイプのカラコンを使用している方は、必ず毎日レンズケアを行ってください。正しいレンズケアを行わないと、レンズに細菌が繁殖し、目のトラブルの原因になることもあります。快適なカラコンライフを過ごすためにも必ず眼科で正しいレンズケアの指導を受けてから購入しましょう。
そして、メイクをする際には、メイクの前に、清潔な手でカラコンを装着し、メイク落としはカラコンをはずしてからするようにしましょう。

カラコン装用時の注意点

カラコンを装用する際には、取扱説明書を必ず読むようにしましょう。目に異常を感じたらできるだけすぐに眼科へ行くようにしてくださいね。また、カラコンの色素には金属が含まれているものが多いので、金属アレルギーの方がカラコンを使用する際にも注意が必要です。同様の理由で、MRI検査を受ける際にも注意が必要。カラコンに含まれる金属が反応して、レンズが熱を帯びてしまう危険性があります。角膜や目の粘膜にキズがついてしまったり、眼病の原因になることもあるので、MRI検査の際にはカラコンは外すようにしてくださいね。

最後に

カラコン装用中に目が疲れる原因は、適正な装用時間を守れていなかったり、正しいレンズケアができていなかったり、度数が合っていないカラコンを使用していたり、カラコンの正しい使い方ができていないことが原因になっている可能性もあります。目が疲れるという症状がある場合は、カラコンの使い方を一度見直してみてください。また、気になる症状が長期間続くようなら、眼科を受診しましょう。

注意事項

  • コンタクトレンズは高度管理医療機器です。必ず眼科医の検査・処方を受けてからお求めください。
  • ご使用前に必ず添付文書(取扱説明書)をよく読み、取扱い方法を守り、正しく使用してください。
  • 装用時間・使用期間を正しくお守りください。(装用時間には個人差があります。眼科医の指示に必ず従ってください。)
  • 目の定期検査は必ずお受けください。
  • レンズの装用中に少しでも目に異常を感じたら、直ちにレンズをはずして眼科医の検査をお受けください。
  • 破損等の不具合のあるレンズは絶対に使用しないでください。