カラコンのケアは正しい方法で!消毒剤・保存液の違い

毎日使うコンタクトレンズやカラコンは、丁寧なケアが重要。カラコンケアのコツは、正しい消毒・保存方法にあります。正しいカラコンケアの方法について詳しく解説しますので、参考にしてくださいね。

カラコンケア用品の種類

カラコンケア用品には、「消毒剤」と「保存液」があります。

まず消毒剤は、カラコンを消毒する時に使用する液体で、カラコンを清潔に使うために欠かせないアイテムです。

保存液は消毒剤とは異なり、カラコンをケースに保存しておく時に使用する液体です。MPSタイプという消毒・洗浄・保存をかねる製品もあります。

消毒剤も保存液も、2ウィークや1ヶ月など、繰り返し使用するタイプのカラコンをお手入れする際に使用するレンズケア用品です。1日使い捨て型(ワンデータイプ)のカラコンを使用する場合は、消毒剤も保存液も必要ありません。

カラコン消毒剤「MPS」「過酸化水素」の選び方

カラコンの洗浄液には、「MPS」と「過酸化水素」といった種類があります。2つの違いを知って、選び方を覚えておきましょう。

「過酸化水素」は、洗浄効果が高く「エーオーセプト® クリアケア®」といったアイテムがあり、消毒中に発生する泡の力で汚れを落とすのでおすすめです。レンズのすすぎや保存には専用の「クリアケア®リンス&ゴー®」を使用します。
https://alcon-contact.jp/products/lenscare/aosept-clearcare/adaptive-lens/

「MPS」は、カラコンの洗浄やすすぎ、消毒、保存を1本ですることができる消毒剤。カラコンのお手入れが1本で簡単にできるのがメリットです。「オプティ・フリー®」「オプティ・フリープラス®」といったアイテムがあります。
https://alcon-contact.jp/products/lenscare/opti-free/adaptive-lens/
https://alcon-contact.jp/products/lenscare/opti-free-plus/adaptive-lens/

カラコンのお手入れ前の注意点

カラコンをケアする場合は、必ず正しい手順で行うようにしましょう。

まず、ケアの前に石鹸を使ってしっかり手洗いをしましょう。爪を短くしておくことも重要。爪でレンズを傷つけてしまうこともあります。

また、カラコンは毎日目からはずしたら必ずすぐにケアするようにしましょう。ケアを怠ったまま使用し続けてしまうと、雑菌の繁殖により目のトラブルにつながってしまうかもしれません。もしもケアが面倒な場合は、ワンデータイプのカラコンを選ぶのがおすすめです。

カラコンの消毒剤を使う際には、使用説明書を必ず読んで説明書の内容に従ってケアをするようにしましょう。既にお話したように、一度使った消毒剤を使い回しするのもやめましょう。カラコンの清潔な使用のためには、使用済みのものは必ず捨てるようにしてください。また、一本使い切るごとに製品に添付されている新しい専用レンズケースに交換するようにします。

カラコンの消毒剤がないときはどうする?

「カラコンの消毒剤がない!」そんな時には、水道水を代用したくなるかもしれません。ですが、これは絶対にNG!コンタクトレンズの劣化を招き、傷んだカラコンを使うことで目の角膜などにも傷がつきやすくなり、目のトラブルにつながってしまいます。

最後に

意外と知られていないカラコンの消毒剤や保存液の選び方・使い方。様々な種類があって何を選べばいいのかわからないこともあるかもしれませんが、消毒剤・保存液それぞれの特徴をきちんと覚えておけば、正しいケアアイテムを選ぶことができます。また、消毒剤も保存液も正しい使い方をしないと、カラコンを安全に使用することはできません。なりたい瞳を手に入れるために、目のトラブルのリスクにさらされてしまっては元も子もないですよね。カラコンの消毒剤や保存液の正しい選び方や使い方のポイントを覚えて、安全・安心なカラコンライフを楽しみましょう!

販売名:オプティ・フリー プラス® 医薬部外品
販売名;オプティ・フリー® 医薬部外品
販売名:エーオーセプト®プラス 医薬部外品

注意事項

  • コンタクトレンズは高度管理医療機器です。必ず眼科医の検査・処方を受けてからお求めください。
  • ご使用前に必ず添付文書(取扱説明書)をよく読み、取扱い方法を守り、正しく使用してください。
  • 装用時間・使用期間を正しくお守りください。(装用時間には個人差があります。眼科医の指示に必ず従ってください。)
  • 目の定期検査は必ずお受けください。
  • レンズの装用中に少しでも目に異常を感じたら、直ちにレンズをはずして眼科医の検査をお受けください。
  • 破損等の不具合のあるレンズは絶対に使用しないでください。