用語集

コンタクトレンズの「酸素透過率」(DK/L)とは

酸素透過係数、酸素透過率とは

酸素透過係数(DK)とはそのコンタクトレンズがどれくらい酸素を通すかの評価値の一つで、数値が高いほど酸素を通しやすく、低いほど通しにくいとされています。

DK値とも呼ばれ、「D」は素材の中で酸素がどれだけ移動しやすいかを指し、「K」は酸素が外から中へどれだけ入りやすいかを指しています。この「D」と「K」の積が「DK値」です。レンズの厚みを考慮した「DK/L値(Dk/t)酸素透過率(Lとtは厚み)」で表記されるのが一般的です。
酸素透過率の基準値は「80DK/L」。それ以上であれば裸眼を100%とした時の97%程の酸素を通してくれます。

一般的にはDK値の高い方が目に負担の少ないコンタクトレンズです。より酸素の届きやすい素材にシリコーンハイドロゲルという素材があります。またDK/Lの測定基準はメーカーによって異なるので、単純に他のメーカーのものと比較するのは難しいといえるでしょう。
単にDK値のみでレンズの優劣を計ることは難しいため、レンズの厚みや使用素材など、酸素透過率以外の点にも着目しながら自分に合ったレンズを選ぶ必要があります。

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